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新入社員のPCセットアップを手作業から奪う。MDMによるゼロタッチ・デプロイメント

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|読了目安: 約4|余白と余裕 メディア

導入前の課題(摩擦のピーク)

新入社員が毎月入社するたび、情報システム部門は倉庫から新品のPCを取り出し、OSの初期設定を行い、ウイルス対策ソフトとOfficeをインストールし、社内Wi-Fiの設定を手動で打ち込む(キッティング作業)。 1台あたり1〜2時間を要するこの手作業(巨大な摩擦)により、採用が多い月は情シスが他の業務に全く手を取れなくなり、また「AさんのPCだけVPN設定が漏れていた」という手作業ゆえのバグも頻発していました。

アルゴリズム化された「余白生成」へのアプローチ

  1. MDM(モバイルデバイス管理)ツールへの「定位置化」 Intune(Windows向け)やJamf Pro(Mac向け)などのMDMツールを導入。「社内標準PCに必要なアプリ、壁紙、セキュリティ設定」をプロファイルとしてクラウド上の定位置に作成します。

  2. Apple DEP / Windows Autopilot を用いた「ゼロタッチ」パイプライン PCメーカー(AppleやDell等)からPCを購入した時点で、シリアル番号と自社のMDMが自動リンクされるよう設定します。 情シスは**「封も切られていない新品のPC箱」をそのまま新入社員の自宅(またはデスク)に直送します。新入社員が箱を開けて電源を入れ、自宅等のWi-Fiに繋いだ瞬間、MDMからプロファイルが自動で降ってきて、「数十分待つだけで会社支給の完璧なPC」が全自動で組み上がります**。

削除された摩擦と、創出された余白

| 項目 | 導入前(摩擦) | 導入後(余白) | | :--- | :--- | :--- | | 情シスの作業 | PCを開封し、手作業で何時間もインストールを行う | 発注と、新入社員の自宅への「配送手配」のみ(ゼロタッチ) | | 設定の均一性 | 情シスのミスで、一部のPCだけ設定が抜けている | プログラムによる配布のため、全台100%同じ「正解」の状態に | | リモートワーク対応 | PC設定のためだけに、情シスと新人が出社する必要 | 完全フルリモート環境下でのオンボーディングが実現 |

ROI(投資対効果)

「新しい機械をセットアップする」という退屈な単純労働を、人間(情シス)ではなく機械(MDM)自身にやらせるアーキテクチャへと昇華させました。

PC1台あたりのキッティング工数(約120分)が実質ゼロに。年間100名を採用する企業であれば約200時間の工数削減(情シス担当者1ヶ月分の余白)となります。新入社員側も「初日に情シスから手渡しされるのを待つ」という時間がなくなり、電源を入れたら即座に仕事が始められる最高のエクスペリエンス(Time to Valueの極小化)を提供可能になります。

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