仕事仕事
メディアが「記事にしやすい」形式に固定化された、プレスリリース標準フォーマット
#仕事
「熱い思いを長文で綴ったプレスリリースを打ったが、全く取り上げられない」。メディアの記者は1日に数百通のリリースを受け取ります。彼らに「この企業の想いは何だろう?」と探させる(探索の摩擦)文章は、情報として欠陥品です。
広報の目的は「伝えること」ではなく、「(記者の手間を省いて)記事にしてもらうこと」です。
1. ポエムの削除と「逆算のアルゴリズム」
記者が記事を書く時の「型」に合わせて、こちらの「型」も固定します。
- 結論の5W1H(最上位ブロック): 誰が、いつ、何を、いくらで発売したのか。この3行だけでニュースとして成立させます。
- 社会背景(Why Now): なぜ今この商品が必要なのか、裏付けとなるデータ(客観的事実)を配置します。
- スペックと画像(素材エリア): 記者がそのままコピペして使える高解像度画像へのURLと、端的な箇条書きの仕様表を置きます。
2. 開発者の「生の声」の分離
熱量は邪魔になりませんが、置く場所(定位置)が重要です。
[!TIP] 「開発ストーリーや代表からのメッセージ」は、リリースの最後に「担当者コメント」という独立したブロック(枠)に入れて配置します。記者は時間がないときは前半だけを使い、特集を組む時はこのコメントブロックから引用する、という自由な選択(余白)を得られます。
まとめ
最高のアウトプット(プレスリリース)とは、自分の言いたいことを詰め込んだ箱ではなく、受け手(記者)がいかようにも料理しやすい「綺麗に切り揃えられた素材のセット」です。 伝える側のエゴ(ノイズ)を削ぎ落とし、読み手の余白を徹底的に尊重するフォーマットこそが、結果として最大の露出を獲得します。