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「検討中」の定義を全員で揃える。営業パイプラインのフェーズ厳格化
#仕事
「今月受注できそうですと言っていた案件が、月末になって『やっぱり来月で』と突然延期になった」。これは営業マンの嘘ではなく、組織内で「案件フェーズ(ヨミ)」の定義が揃っていないために起きる共通摩擦です。
売上予測(パイプライン)は、個人の「希望的観測」が入り込む余地(ノイズ)を完全に削除した、厳格なアルゴリズムでなければなりません。
1. 感情語(ノイズ)の禁止
「感触がいいです」「前向きに検討中です」という曖昧な主観を、CRMのステータスに使うことを禁じます。
- フェーズの客観的定義(シキ):
- 【商談中】= 初回面談を実施し、次のアポ(日付)がカレンダーに確定している状態。
- 【提案済】= 顧客へ見積書・提案書を物理的に送付し、受領確認が取れた状態。
- 【決裁待ち】= 顧客側の「最終決裁者(社長・稟議)」の手に渡ったことが確認できた状態。
2. 条件未達での遷移ブロック
営業マンが勝手に「受注確度80%」などに上げるのを防ぎます。
[!TIP] Salesforce等のCRMで、前のフェーズの「必須確認項目(例:予算は確保されているかというチェックボックス)」が埋まらない限り、システム上次のフェーズに移動できない(エラーが出る)仕様を作ります。これにより、「感覚でのヨミ上げ」が物理的に不可能になります。
まとめ
「売上」というビジネスの心臓部において、希望的観測ほど危険なバグはありません。 全員が全く同じ定規(アルゴリズム)で顧客の現在地を測ることで、月末の謎の手戻りは消滅し、マネージャーには「正しいデータに基づく正確な戦略の余白」がもたらされます。