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仕事

【保育園】保育士の「手書き連絡帳」とシフト作成をシステム化。子供と向き合う「余白」を回復

導入前の課題(摩擦のピーク)

児童数80名のJ保育園では、保護者との唯一の接点である「手書きの連絡帳」に、保育士が毎日膨大な時間を奪われていました(1冊書くのに約5分×担当児童数)。 さらに、園児の登降園時間は保護者が手書きの台帳に記入し、それを月末に事務員がExcelに手入力して延長保育料を計算する(巨大な手戻りとバグの温床)という、アナログな摩擦の塊でした。

実施した「余白生成」へのアプローチ

  1. 手書き連絡帳の完全デジタル化(仕様変更): 保育施設向けICTシステム(コドモンやキッズリー等)を導入。連絡帳を専用のスマホアプリに切り替え、「今日の給食をどれくらい食べたか」などはプルダウン等で全児童一括入力(バッチ処理)できるようにしました。
  2. 打刻システムと請求の自動化パイプライン: 入り口にタブレット(絶対的な定位置)を設置し、保護者がQRコードで「登園・降園」を打刻するルールに。このシステムがそのまま請求システムと連動し、月末の延長料金計算が「1クリックで終わる」状態を作りました。

削除された摩擦と、創出された余白

| 項目 | 導入前(摩擦) | 導入後(余白) | | :--- | :--- | :--- | | 連絡帳の作成 | お昼寝中に手書きで必死に記入(約60分) | タブレットで一括入力+音声入力の活用(約15分) | | 登降園管理と請求 | 手書き台帳の判読と、Excelへの手入力計算 | タブレット打刻からワンストップで自動計算 | | おしらせの配布 | プリントの印刷、クラスごとの切り分け、配布作業 | アプリ経由の一斉プッシュ通知で即時完了 |

ROI(投資対効果)

「手書きこそが愛情」という呪縛をシステムで断ち切り、本来愛情を注ぐべき「目の前の子供たち」に時間を還元しました。

保育士1人あたりの事務作業時間が1日約45分削減。この生み出された余白により、子供たちから目を離さずに寄り添う時間が増加し、園内での小さな事故(ヒヤリハット)の発生率が半減しました。また、書類の事務作業に圧迫されていた保育士の離職率も大幅に低下するという、組織全体の健全化をもたらしました。

あなたの余白は、
どこから作り始めますか?

まずは現状を診断し、あなたに最適なロードマップを特定しましょう。